【参加者】 と【 観光宿泊・開催地】の認識のズレ 今修正せねば 受け入れられない存在になる危機


トップ画像のように 国が自転車活用推進法を策定したり 自転車が社会に認められたかのように思いますが 主催者と参加者をつなぐ 現場番頭の立場から すると このままだと計画倒れになってしまうことをすごく懸念しています。 公道でレースを多数現場統括している実績が評価され、重要な会議の場に出席させていただくことがここ最近大変多くなりました。


そこで、感じることは「主催者側」が「参加者の気持ちを全くわかっていなさそうだ」 (中にはとても上手くやってるところもありますが)

主催者側は参加者の望むものを理解し、負担を少なくメリットを感じてもらえるようにしなければいけないのですが、実際は主催者の都合でモノを考えてしまうことが多く 【一例】ヒルクライムイベント (主催者側目線)  観光協会主体、宿泊施設に宿泊してもらうことを主目的にヒルクライムを開催。 開催日は日曜日、受付は土曜日のみ(前日受付必須)※土曜日他のアトラクションはない ヒルクライムイベント開催したのに期待した参加者が泊まらない。 参加者自体も減っている。泊まらないならやめてしまうか 道路規制・スタッフ 準備する手間暇もとっても大変だし。


ところが

(参加者目線) 土曜日になんのイベントもないのに前日受付必須・・・2日間レースがあって土曜日もあり、日曜日もあり、両方参加した総合などがあれば泊まるし、宿もいいところ(自転車のりにとって融通が効く)なら泊まるけど 朝ごはん7時からしか出ない(もうレース会場にいる時間)なら車中泊でいいやとなっているものが、あちこちであります。

「開催してあげているんだから泊まって」と「泊まらないなら開催しないよ」 という考えから、なぜ、参加者が泊まらないのかを考えなくてはいけません。


1番わかりやすい宿泊関連で「認識のズレ」をまとめていきます

(価格面)

宿泊サイド 通常10,000円だが イベント開催日は 12,000円など設定がされます。 商売からすれば、人気ある時期に高くするのは当然なのですが せめて定価10,000円で先着順とすべきです。


なぜか 参加者サイド 参加費を払いさらに宿泊もするんだから 割引するか、なにかおまけをつけてよという考えがほとんどのようです(スポーツ合宿的な団体割引ありのイメージで安くしていうことですね)

(サービス面)

泊まらないひとつの理由に 土曜日泊まっても、日曜の朝レーススタート時間が早いのでゆっくり出来ない ホテル・旅館で朝食も食べられない なんのために宿泊するのか レースだけでいいじゃん車中泊で となるのも必然です。 これには交通規制の問題で 交通量の少ない早朝しか道路使用許可が降りない という面があるので 日曜早朝というのがほとんどなのですが であれば主催サイドは 宿泊は対象外として考え 宿泊させることが目的ならば「開催しない」判断をした方がいいです。 2013年までは参加者として参加していたツール・ド・おきなわ 宿を選ぶ時の基準は 自転車置き場を用意してくれるか 朝食を通常の時間(例朝7時から)ではなく特別朝5時30分から食べられる など 選手の都合(要望)に合わせた対応をしてくれるか とーっても大事なことです。


良いことは実名を出しますが、自転車にとても理解ある「かりゆしビーチリゾート」さんは お値段はビジネスホテルとはいきませんが そういった対応をしてくれるので とても快適に過ごせると思いますおすすめです。50kmや210kmならスタート地点までウオームアップにもちょうど良い距離です。


逆に二度と泊まらないと思うのが 朝ごはん早く出してもらえませんか?作るのが無理ならかんたんなお弁当でもいいですと伝えてもうちは出来ませんと言われる宿。 実際の宿泊業は このパターンがとても多く ウチのスタイルに合わなかったらお客じゃない扱い しかし、このパターンのホテルは今だいたいつぶれています。


必要なことは 特別な価値を感じてもらえるホテルでなければ今の時代にあった対応をしなければいけないということですが、宿泊・観光業の大多数の皆様は 従来ながら 変えることがないので 結果参加者から見放されてしまうことになります。 レースが終わるまで荷物も預かってくれない、駐車場も止めちゃダメなどもたまにありました(有料でOKなのでダメですか?と聞いても次のお客様があるので)で終わりでした。 宿の立場もわかります。 ここまでがお客様、これ以上はお客じゃない(そのコストはもらっていない)という意思。

このあたりの「ズレ」を主催者はひとつひとつ埋めていかねばならないことが 5年終わって6年目の裏方現場でよく見る光景です。 逆に神宿がありました。泊まった宿でレース後汗流しにきていいよと聞けばご主人トライアスリートだそうで よくわかっているね また来ますと 自転車関係なく近くを通れば泊まるようになりました。そういうちょっとした気遣いが主催サイド、参加サイド相互理解ができるようになるようしないと このままだと「ヤバい」と思います。 どちらの気持ちもわかるので、中間にはさまれている立場としてなんとかしなきゃ という思いがとても強いです。このままお互いにお客じゃないが続けば 日本で自転車はまだ経済的にも影響力をそれほど持たない弱い立場なので、受け入れられない存在になってしまいます

【雑談:参加者の時間を奪う例】 話は雑談に変わりますが、レースはガチな人だけでなく家族にも足を運んでもらわなければ 価値は上がりません。最近でもっともダメな政策と思うのは 登録レースの監督会議です。正直言って時間のムダです。朝7時頃に監督会議 レースは午後3時からなど 1日無駄にしてしまいます。小さなお子様がいるファミリーには「そのレースは無駄でしかありません」その間に観光して飲食もする時間ができるのに・・・と思います。 国体・インターハイなどトップ級のみでいいと思います。実質ホビーレースなのですから。


【宿泊優先させるならこのパターン】 (1)土曜日午後からレース、ゆっくり後夜祭で日曜日はエンジョイレースかサイクリング 選手側の目線で言えば 土曜日に前夜祭というのは エンジョイ勢には良い(むしろエンジョイ勢は前夜祭が主目的)ですが、記録を狙いたい方はアルコール飲めない・体重増があるので避ける。体調を整えて早く寝てが優先されますので参加しません。 土曜日終わった後、レースの緊張がほぐれた後にゆっくりレース展開をつまみに後夜祭。 そして日曜は家族とゆっくり過ごすもよし、サイクリングで体をほぐすのも良いでしょうしクリテなど魅せるレースを行うのがいいと思います。


※土日が休みじゃないという反論が出るのはわかっていますが 最大公約数はこれです (2)土曜日午後、日曜日朝レース 2日間レース それぞれ単日参加 でもいいですし 2日間総合の部門などを用意すれば 泊まってくれる人は確実に増えます。 今年2daysレース ツール・ド・かつらお https://cyclist.sanspo.com/467153


このパターンが、いいと思います。他の東北のレースで言えば 夏油HCや矢島HCの初日TT、2日目HCのレースですね。

【主催者側に考えてほしいこと】 自転車活用計画や、レース・サイクリングなどあちこちで認知され活用される流れになっているのはとてもいいこですが まずはサイクリストの気持ちになってみることをおすすめします。 自転車活用計画 お金も国から出されますが 参加者からすればいらないところにお金をかけてしまう様子が伺えます。それはなぜか?自分たちが体験していないから何が望まれるのかわかるわけがありません。


ということで、先日県や商工観光・宿泊業の方が サイクリストの気持ちを体験してみようサイクリングを 県からの依頼で実施しました。 https://www.link-tohoku.co.jp/post/20191005-inawashiro-cycling


ビンディングもつかっていない方も多数いました。たった43kmですが足を吊った方もいました。でも、体験してみた その時にこれが足りなかった あったらいいなを足しておくという行動が 今後につながってくれると信じています。


もちろん、参加者の意見を聞くのがすべてではありません。参加者は背景もコストも考えずモノを言うことがほとんどなので「出来ないものは出来ない」 最初からうちはこのスタンスですと 明記して 来てほしいお客様を伝えてしまうというのも 結果として 主催・参加者 ズレが少なくなるので いい手段だと思います。


それで参加者が減るならば「そのスタイルは今の世の中のニーズにあっていない」ので 次の手を打っていくしかありません。


また、ほとんど 周知・案内が出来ていません。町にはここに何があるよパパがレースの間に ママと子供で遊べるのはここです。飲み物・食べ物はここです。モデルコースなどもあってもいいと思います。 サイクリング・レースを開催することが目的になってしまっていて、主テーマはそこではなく 参加者にいい一日だったなー と思ってもらえること イベントを関係なく 足を運びたいなと思ってもらえることが主なのです(これは自省を込めて言っています すいません(苦笑)

(参加者の皆様へお願い)

参加者が本当に嬉しい 受け入れ体制が出来ている場所にしたいと思うのが主催者です


現場番頭として、できる限り 主催者と参加者のズレ をなくし 楽しい1日にしたい。 それを続けていかなければ 自転車活用も達成できず、地域にも受け入れられず 一時的なブームで忘れられた存在になってしまうことをものすごく懸念しています。 


サイクリング・レースに参加した際に 主催者に 批判だけでなく ここが良かった 悪かった点はここが悪かったので こう改善しては どうか?と SNSではなく、公式サイトがある大会にはレポートを寄せてもらうと良いと思います。


主催者も大多数はプロではなく、経験の浅い素人です。青年会議所主催の大会などは 毎回親分が変わるので、引き継ぎがされず積み重ねがゼロだったりします(苦笑) 我々も皆様に御迷惑おかけすることがあり申し訳ありません。頂いた点はできる限り対応していきます。 いろんな失敗を経て成長していきます。2~3回言っても変わらないところは 見捨てるしかありませんが 主催者を育てる気持ちで 参加者ですが俺が主催者だったらこうする 相互にズレを埋めていこう というニュアンスでぜひ ご協力をお願いします!

【モニター参加者募集】 10/27 ツール・ド・かつらお  https://gicz.jp/open/tdk2019f

条件 ツール・ド・かつらおに参加したことが無い方 ※近隣の宿泊施設が限られることから 村の施設 仮眠と入浴と簡単な朝食を 参加者は無料で提供してもらうよう弊社で依頼済みです。 モニターの方はレース参加費も無料です (WEBエントリーサイトからモニター参加者を選んでください)

正規参加者として、入賞の場合は入賞対象です。

主催者と参加者の認識のズレを埋めて 自転車が地域に受け入れられるようにしていきたいので 興味ある方はぜひご参加ください(10月21日締め切り)

頭の片隅に入れておいてほしいのですが

2020年春に

本当に楽しみにしてもらえる、福島県内で景観も有名な場所でヒルクライムレースを検討・調査に動き出しました。こちらは課題となる宿泊もあります。記事のような状況にならないように進めたいですね。 レース・競技内容においても アマトップクラスのヒルクライマーである 嘉瀬選手 にコーディネートとして入ってもらい他大会の経験を全体に活かすように。 参加者にもっとも近い現場番頭であるようがんばります。

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