関係者しか知らない 計測センサーの話※自転車レースに出る方は必見です



2位と3位 写真では弱虫ペダル唐見選手の方が先着しているように思えます。しかしJBCFのリザルトでは唐見選手3位という判定でした。他の方から、センサーってどうなっているの?解説してくださいと言われたので 自転車レースに出る皆さんへ 関係者しか知らないネタですが、選手のみなさんも覚えておいて絶対に損はないので 読み物として御覧ください。


自転車は主にフロントフォークに装着。そのセンサーの色は青または赤が多いですが基本動作としては 青・赤・その他 大きく変わりません。

(基本原理) 計測マット 最初の感知するX地点からセンサーが感知しなくなるY地点までの間 ずーっと下から1秒間に何十~何百回 電波を当てて センサーの固有のIDを読み取ります 拾うのはセンサー固有のIDと時刻のみ 例 X000001 10:23:51.689(GMT+9) など その固有IDで拾ったタイムをPC上で加工 BIB1番 鈴木一郎さんは X00001 のチップを使っている 鈴木一郎さんは10:23:51秒にゴールした というような処理を行います。 (どこで着順を定めるの?)

これ疑問に思ったことがある方もいると思いますが ルールは前輪先端です。計測機材上は

実は100%明確にここ!というものはありません。 感知しはじめる X地点から感知しなくなるY地点までの 真ん中をゴールとして 「仮想的に定めている」に過ぎないのです。但し、仮想的にといってもほぼほぼ正確ですが 1/1000 を争うような場合は 誤差が生じやすくなります。

検出はじめるタイミングがフロントフォークの先端につければその分若干早くなるので「有利」となるのは間違いありません。但し、審判は入賞は目視で定めますので フロントフォークの先端か別な位置か で 着順が入れ替わるということは 審判が着順判定を手抜きしなければ 有利不利はありません。

実務として6位まで入賞ならば 6位まではビデオ含めて判定しますが 入着以降は機械任せでスルー することがほとんどなので たとえば20位と21位の秒が同じ、それ以下のタイムが .800 と.809 などかなりの誤差の場合は 実は入れ違っている ということもありえますので 入賞じゃない着順も1つでも上を目指したいという場合は フロントフォーク先端につけるのも 実は有効な手段です。

(性能の差はどこにあるの?)


それは1秒間あたりの電波照射の回数が違いです。 つまり、どこにいるのか(通過しているのか)を検出するために電波を照射していますが1秒間あたり50回程度と300回程度により お値段も2倍以上変わります。

検出間隔が短ければ ゴールスプリントの際の「急激な伸び」にも対応出来ますが、少ないとその間の検出時間が長く(積分値)を用いるため その間隔の間にゴールスプリントで着順入れ違えが起きます。

具体的な速度で言えば トップスピード60km/hを超えると 検出回数が少ないので 順位が入れ違う可能性が高くなります。実際にジャパンカップのクリテリウムテレビ放送で着順の入れ違いがあったのは 覚えている方もいらっしゃると思います。

ホビーレースでは 性能差があっても 実際に影響があることはほとんどありません。

一番大事なことは

「入賞着順を定めるのは計測機材ではなく、審判であるということです」

上に延べた機材特性・優劣も実際にありますが 今の機材は、装着位置が正しいところであれば 自転車で言えばちゃんとフロントフォークに装着している(たまにステムに巻く人もいますが)使い捨てゼッケンタイプで言えば 背中のポケット位置か、MTBプレートのようについているか が間違いなければ大きなトラブルがおきることはありません。

最後に、審判は人間だから間違いも必ずある ということを 皆さん理解し入着対象で少しでも怪しいと思った時は ビデオを確認させてくださいと 申告することを忘れずにお願いします。その際に「ビデオが出せません」という 競技主管と計測会社であれば要注意と思って間違いありません。ご参考までに iPadとApplePencilを買い、使いたかったので絵で説明したかったのですが

絵心なく汚い画像になってしまい 申し訳ありません 少しお勉強しておきます。

#計測

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